本当にあった怖い話
夏もとりあえずは終わり
最近は比較的涼しくなってきました。
仮想通貨でひんやりしてると思いますが、
本日は趣向を変えて、私の本当にあった怖い話でも紹介しようと思います。
最初に言っておきますが、本当にあった話なのでオチもありませんし、モヤモヤするかもしれません。
話に入る前に自分の幽霊観について少し
私は怖い話とか凄く好きなのですが、幽霊等は一切信じておりません。
というのも、巷で聞く怪奇現象や幽霊話はワンパターンであり、読み物としてはおもしろくても、冷静に細かい部分まで考えるとツッコミどころが満載です。
毎度毎度出てくるなぜか髪が長くて顔が隠れている女性
不気味な雰囲気の子供
よく考えると、なんで幽霊ってそんな人ばかりなんですか?
恨みを持った人が幽霊になるとよく言いますが、めっちゃマッチョの爽やか男性だって、めっちゃ美人のベリーショートの女性だって、赤い髪のロックミュージシャンだって、恨みもって死ぬ人はいっぱいいます。
「この場所は殺された女性の怨念が」
とか
「昔ここは病院で~」
とか
そんな場所腐るほどあるし、なんなら江戸時代やもっと遡れば弥生時代、縄文時代だって人は死にまくってますし、いちいち人が死んだ場所なんか気にしてたら生きていけません。
縄文時代の幽霊が今いるって話聞きますか?
そんなに都合よく、私達が認識できている幽霊だけいるのはおかしくないですか?
それとも幽霊にも寿命とかあるんですか?
とか思ってますが、これは現実的な話をしたときの個人的感想であって、実際には幽霊って宇宙人と一緒でロマンがあるなぁと思ってます。
ホラー大好きですし私。
そんな私ですが、一度だけ奇妙な体験をしました。
ある日、私は先輩と一緒にいたのですが、数日前に其の先輩の入院していた祖父が亡くなっておりました。
昔から可愛がってもらってたらしいのですが、急なことでもあったので、仕事の関係上祖父の葬式に行くことできなかったみたいでした。
その先輩と夜一緒にいると、急にその先輩の元へ電話がかかってきました。
先輩「え、やばいんだけどこれ」
そういうと先輩は私に携帯電話の画面を見せてきました。
そこには「◯◯のじいちゃん」と書いてありました。
先輩「この電話番号は数日前に亡くなった祖父の家の電話番号なんだけど・・・」
怖くなり先輩は電話に出ませんでしたが、よくよく考えたら葬式もあったわけだし、一緒に住んでる人か、もしくは葬式後にそこに泊まっている身内とかじゃないのかなと私は考えました。
そう伝えた所、次は電話に出るということになり、しばらく待っているとまた電話がなりました。
先輩「いやいや、本当にヤバイって」
そう言いながら見せてきた携帯電話の画面には
「◯◯大学付属病院」
そう記載してありました。
先輩曰く、この病院は数日前に祖父が亡くなるまで入院していた病院だったようでした。
先程話していた電話とは違いましたが、意を決して電話に出ることになりました。
先輩「もしもし、◯◯ですけど」
そう言った電話の先からは一切の応答がなく、しばらく「もしもし」と訴えかけ続けましたが、結局無言のまま。
一度電話を切り、折り返し電話をかけてみることに。
◯◯大学付属病院「もしもし、◯◯大学付属病院です。」
先輩「もしもし、◯◯といいますが、先程お電話頂いたようなんですが」
◯◯大学付属病院「お調べしますので、少々お待ち下さい。」
◯◯大学付属病院「おまたせしました。こちらから◯◯様にはお電話差し上げてないようですが・・・」
スピーカーにしてもらって聞いていたのですが、ざっくりこういう内容でした。
この後も間違いなくかかってきましたと、何度か聞いたのですが、一切心当たりはないようで。
いよいよ本気で怖くなってきたのですが、私としてはこの先輩が手の込んだイタズラをしてるんじゃないかと疑っておりました。
元々そういう人でしたし。
ただこの後、しばらくしてさらに不可解なことが起こりました。
その先輩の携帯電話に、私の名前での着信がありました。
もちろん私は電話をかけておりません。
さらに、その先輩は私をあだ名で登録していたのですが、普通にフルネームが表示され、個別に変えていたはずの着信音も、デフォルトのものになっておりました。
とまぁ、不気味なことは不気味なのですが、それも予め違う人の電話番号を私のフルネームで登録し、着信音も設定していなければできる話ではあります。
しかし、その電話のあと、私の電話に着信がありました。
その電話は先輩からの電話で、もちろん先輩は電話をしておりませんでした。
さらに私は個別には着信音を設定しておりませんが、全体でデフォルトとは違う着信音にしておりました。
それがデフォルトの音で鳴ったのです。
もちろん電話に出ても、無言。
その後、先輩の元に、また祖父の家から電話があり、今度は切ったあとに折り返してみることに。
「この電話番号は使われておりません。」
この後も何度か病院や祖父家から電話がかかってきたのですが、しばらくして収まりました。
この後はそういう現象は一切起こっておりませんし、その先輩も私もピンピンしております。
この話はここで終わりですが、結局あれはなんだったのか。
先輩は昔から霊感があると言っており、霊安室前で撮った写真の背景が真っ赤になったとか、胡散臭いなぁと聞いてましたが、この事件があり若干だけ信じる気持ちになりました。
霊現象じゃなければ、一体どういった理屈でこういった事になったのか、今でも真相が知りたいです。